出た!ミケルソン“幻の大技”!

2015年9月2日(水)05時48分更新
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発想の柔軟性と、それを実践する勇気。
大ギャラリーが埋め尽くす18番の夢舞台で、
これを発揮できるのがスーパースターなのだと
先週の米男子ツアー「ザ・バークレーズ」
の3日目に実感させられた。
18番のグリーンサイド。
フィル・ミケルソンは、ピンとは逆方向に向き、
ボールを「バックワード(後方=実況アナの表現)
に高々と打ち上げグリーンを狙った。
ボールはわずかにグリーンをショート。
だが滅多に見られないこの大技に、
グリーンを取り巻いたファンたちは大興奮だった。
このトリックショットをミケルソン自身、実は23年前にマスターしていた。
アリゾナ州立大2年在学中に米ツアーを制した天才は
翌92年9月のサントリーオープンに来日し、
習志野CCのバンカー練習場でこのショットを披露。
自ら「バックウェッジショット」と名付け、
密かに練習していたわけだ。
ボールを真後ろに飛ばすこの大技、滅多に使うものではない。
とはいえ、グリーンを狙ったショットが、手前のラフに止まって
しまうことは良くある。極端なダウンヒルに止まった場合には、
十分に有効なショットであることは間違いない。
何よりもファンが喜ぶのは確実なだけに、プロの引き出しには
入っていてほしいショットの一つだと思う。
プロゴルフツアーは、ファンあってのエンタテインメントビジネスなのだから。
しかし、これを実況していたNHKの実況アナと解説者はいただけなかった。
2人そろってこの「バックウェッジショット」の呼び方すら知らず
説明の言葉に窮していた。
ちなみに週刊パーゴルフでも、今年に入りこのショットを
特集していたのをご覧になった方も多いはずなのだ。
この大会が行われたプレインフィールド(ニュージャージー州)は
1987年に岡本綾子が全米女子オープンで3人プレーオフを戦ったコース。
日本の女子が世界最高峰のタイトルに最も近付いた場所でもあった。
ミケルソンのこのショットを見逃した方は
PGAツアーのオフィシャルサイトで公開しているので
ぜひ見てほしい。

http://www.pgatour.com/monday-finish/2015/08/31/jason-day-the-barclays.html


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