吉田、申が首位並走の最終戦

2015年11月27日(金)06時36分更新
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【LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ】

 吉田弓美子が、来季から使えなくなる長尺パターを手に、一人、別世界のゴルフを披露した。
 LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ(宮崎・宮崎CC)は、28人のトッププレーヤーだけが出場を許された日本女子ツアー最終戦だ。だが、今季のツアー優勝者と賞金ランキング25位までの者だけの28人というエリートフィールドにもかかわらず、アンダーパーでプレーしたのは初日3人、27日の第2ラウンドは8人という難コンディション。そんな中、吉田一人が8バーディー、2ボギーの6アンダー66で回って見せたのだ。
 武器は、来季から使えなくなる長尺パター。プロ入り前後から長尺を使い始め、それでツアーの顔の一人になった。だが、ルール改正でアンカリングが禁止され、来季から使えなくなる。そのため、昨オフは短いパターを必死で練習した。その甲斐あって、中京テレビブリヂストンオープンで優勝したときは、いつもは明るい吉田が号泣したほどだった。
 シーズン終盤になって、そのパッティングに狂いが出た。そこで取り出したのが、間もなく別れを告げなければならない長尺パター。難コンディションにも無敵で、66を叩き出したというわけだ。
 申ジエ(韓)と並ぶ首位タイに立った吉田が、最後の最後に、長い間の相棒と共に勝利の美酒を味わうためのカウントダウンが始まった。
 
 大きな喝采を浴びたのが、地元、宮崎出身の大山志保だ。現在も宮崎在住で、この大会を誰よりも大切に思っている。大勢のファンが声援を送る中、3バーディー、1ボギー。2アンダー70でプレーして、通算2アンダー。首位に1打差の3位にピタリとつけた。2005年、2013年と、過去2回制した地元の公式戦でもう一度勝ち、ツアーと地元をさらに盛り上げようと気合が入る。
 
 3週連続優勝がかかる賞金女王イボミ(韓)は、1つスコアを落として通算1オーバー6位タイ。今季の日本ツアー公式戦3勝目がかかる全米女子オープン覇者チョン・インジ(韓)も同じ位置で逆転を狙っている。
 
 難コンディションだけに、首位から6打差いないに16人がひしめく混戦模様。ディフェンディング・チャンピオンのテレサ・ルー(台)は、この日1アンダーでプレーしたものの、初日の出遅れが響いて通算3オーバー14位タイにいる。


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