賞金全額寄付のテレサ・ルー

2015年12月1日(火)07時53分更新
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 テレサ・ルー(台)が、素敵な贈り物と共にシーズンを終えた。

 ディフェンディング・チャンピオンとして最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップに臨む前に「獲得賞金全部をチャリティーにする」と宣言。LPGA(日本女子プロゴルフ協会)と相談の上、事前に寄付先まで決めていたのだ。
 残念ながら、初日に28人中22人と大きく出遅れたのが響き、連覇して優勝賞金2500万円を寄付するというわけにはいかなかったが、それでも14位、8位とジワジワと順位を上げ、最終的には6位タイに入って468万円を獲得。これを、宮崎県立こども養育センター(210万円)社会福祉法人日本心身障害児協会島田療育園(105万円)公益財団法人日本盲導犬協会(105万円)にそれぞれ寄付したのだ。

 チャリティー活動に目覚めたきっかけは、知人に連れられて母国台湾でとある病院を訪ねたことだった。理由は様々だが、酸素吸入なしでは生きられない子供ばかりがそこにいた。苦しい上に高額な治療費がかかる状態にもかかわらず、それを嫌がった両親が離婚し、捨てられてしまった子供もいる現実。これに愕然としたルーが、自分に何ができるのか考えた末の結論が、チャリティイベント開催だった。
 今年1月には、自ら企画した大きなイベントも台湾で行った。
 そんな風に、チャリティ活動が当たり前になっているからこそ、できた寄付活動。途中まで賞金女王争いを繰り広げながら、最終的にはイボミ(韓)に引き離されて2位に終わった今季だったが、終始、トレードマークの笑顔は絶えなかった。ごく自然にチャリティ活動をし、それをモチベーションに戦い続けるからこそ、あんな笑顔が出るのかもしれない。


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