不惑タイガーの復活はあるか!?

2016年1月1日(金)07時42分更新
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年が明け、2016年が始まった。

112年ぶりにゴルフが五輪正式種目に返り咲く8月のリオ・デ・ジャネイロ大会を控え、ゴルフ界の様々な動きが加速している。

五輪そのものは個人戦で行われることが決まっており、出場選手決定は大会のわずか1か月前。しかも世界ランキング(女子はロレックスランキング)が基準とあって、今回に関しては各国とも強化と言ってもなすすべはほとんどなく、将来的なことを考える以外ないというのが現状だ。

その一方で、五輪をきっかけに減少が叫ばれるゴルフ人口に歯止めをかけ、底辺拡大を図ろうという動きが、各国で盛んに起こっている。

 

ビッグネームたちの活躍は、その大事な要素の一つとなるが、中でもスーパースター、タイガー・ウッズ(米)の動向が注目されている。

史上初の全米アマ三連覇を果たした直後の1996年9月にプロに転向。翌1997年のマスターズを記録づくめで制したとき21歳だった稀代の天才も、12月30日に40歳の誕生日を迎えた。

メジャー通算14勝。帝王ジャック・二クラウス(米)の18勝にいつ追いつくか、と言われたタイガーだが、その後、故障やスキャンダルという大きな壁にぶつかった。破竹の勢いはピタリと止まり、2008年全米オープンを最後にメジャータイトルからは遠ざかっている。メジャー以外では2013年に5勝して復活したかに見えたが、その後、大苦戦。その裏には、プライベートでの結婚、離婚、スキャンダルとともに、故障の数々がある。

 

長い付き合いの左ヒザ前十字靭帯損傷を手術で治療した他、アキレス腱や首などを痛め、何度も体にメスを入れてきたタイガー。昨年は3月、9月、10月の3度に渡って腰痛治療のため手術を受けている。8月のウインダム選手権を最後に戦線離脱。フェデックスランキング178位、賞金ランキング162位でシーズンを終えた。

No.1の座に長い間、君臨していた世界ランキングは、416位にまで転落。凋落の一途をたどっているように見える。ポストタイガー世代のアダム・スコット(豪)ローリー・マキロイ(北アイルランド)ジョーダン・スピース(米)ジェイソン・デイ(豪)らがメジャータイトルを獲って力をつけ始めたこともあり、「タイガーはもう終わった」「いや、もう一花咲かせるだろう」などと言う論争があちこちで起きているのが現状だ。

 

 40歳という節目の誕生日は、フロリダ州ジュピターの自分のレストランでファミリーや仲間たちと過ごしたタイガーは、今後についてまだ多くを語っていない。だが、マスターズを前に復帰してくることはほぼ確実で、そこでどんなパフォーマンスを見せられるかに今後がかかっていると言っても過言ではない。一時代を築いた男が、あとどれくらい踏ん張れるのか。五輪とは別に、2015年、そして今後のゴルフ界を占うためにもしっかりと見守りたい。


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