松山英樹が、米ツアー2勝目!

2016年2月8日(月)09時34分更新
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【米アリゾナ州スコッツデール7日(日本時間8日】
松山がうれしい米ツアー2勝目をモノにした。
しかも相手は米ツアーの実力者で日系3世の祖父を持つリッキー・ファウラー
(27歳=米国)。
2週前のアブダビHSBCゴルフ選手権で
ローリー・マキロイ(26歳=北アイルランド)、
ヘンリク・ステンソン(スウェーデン=39歳)を破り
波に乗っていた相手との4ホールに及ぶ一騎打ちを制したとあって、
今後大きな自信となることは間違いない。
今季の4大メジャー、さらにはリオ五輪での活躍も期待できそうだ。
また、日本人としては丸山茂樹の3勝に次ぐ、2人目の複数優勝者となった。

米男子ツアーの「ウエイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」最終日は
TPCスコッツデールスタジアムコースで行われ、
通算14アンダーで並んだ松山とファウラーによるプレーオフへともつれ込んだ。

3ホール目でファウラーがティーショットを左の池に入れボギーを叩いたのに対し、
松山は1・5㍍のバーディーチャンスこそ外したものの、
パーで上がり熱闘にピリオドを打った。

それにしても、手に汗握る名勝負だった。
ともに3打差の2位、最終組でスタートした松山とファウラーはデッドヒートを展開。
松山が1番で4.5㍍を沈めてバーディーを先行させると、
ファウラーも3番のパー5でグリーンの右から、
アッサリと1㍍に寄せてバーディー。
ともにスコアを1つ伸ばし、大ギャラリーの待つサンデーバックナインへと向かった。

ファウラーは10番、グリーンの奥から難しいアプローチをチップインのバーディー。
13番でも左の奥から80㌢に寄せてバーディーを奪い、単独トップへと躍り出た。
さらに15番のパー5は8㍍に2オンして2パットのバーディーと攻撃の手を緩めない。
優勝の2文字を大きく手繰り寄せ、上がり3ホールへと突入した。

一方の松山もあきらめない。ファウラーの背中を追い、13番で奥4㍍を沈めてバーディー。
2打差で17番のパー4を迎えると、ここでドラマが待っていた。
ファウラーは守りに出ず、グリーンまで317ヤードのティーショットを果敢に1オン狙い。
ところがボールは花道にバウンドしてからグリーンを突き抜け、なんと池に入ってしまう。
1罰打を費やしての3打目が4㍍と寄らず、2パットのボギーを叩いてしまった。
一方の松山はグリーンの手前から80㌢に寄せバーディー。
2打差が一気に縮まり、14アンダーの首位に並んだ。
最終18番が圧巻だった。松山が右奥5㍍、ダウンヒルを
「これまでで1番いいパット」と振り返るジャストタッチで
ねじ込む。
それを見せつけられたファウラーも、平然と3㍍を決めて両者バーディー。
ついに勝負はサドンデスのプレーオフへともつれ込んだ。

18番からの1ホール目はともにフェアウエーをキープし、パー。
同じく18番が舞台となった2ホール目はファウラーが右サイド、
松山が左サイドのフエアウエーをとらえる。
2打目もまず松山が右奥3・5㍍につけると、ファウラーもピン奥4㍍のバーディーチャンス。
ファウラーが先にこれをど真ん中から沈めプレッシャーをかけるが、
松山も左カップからねじ込んでバーディーを奪い返す。
18番での2ホールは主役2人がともに譲らず、勝負は3ホール目の10番に持ち越された。

ここでファウラーがティーショットを左に曲げる痛恨のミス。
左ラフからの第2打はグリーンの奥にオーバーしてしまった。
しかしここでもファウラーが底力を見せる。アプローチを3㍍近くショートしながら、
このパットをあっさり沈めパーセーブ。
松山はフェアウエーのいいところからピン奥8㍍と寄せきれず。
2パットのパーで絶好のチャンスを生かせない。

しかし4ホール目の17番で、ついにフィナーレが訪れた。
ファウラーにとっては最終ラウンドの第1打がグリーンオーバーの池ポチャとなり、
松山に並ばれた鬼門のホール。
その忌まわしい記憶が払拭できていなかったのか。
大事なティーショットを今度は左に曲げ、ボールはまたもや波紋を描いた。
1ぺナを払っての第3打も寄らず、本選に続いての2パットボギー。
一方、松山はグリーン手前の花道に第1打を運び、2パットのパー。
2014年のメモリアルトーナメントに続く、米ツアー2勝目が転がり込んできた。


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