ゴルフスタジアム問題が新局面!

2017年4月30日(日)10時17分更新
Pocket

西村國彦弁護士の説明を、被害者は真剣な表情で着切っていた(4月30日、都内で)

西村國彦弁護士の説明を、被害者たちは真剣な表情で聞き入っていた(4月30日、都内で)


 
ブラックリストに載っていても、ローン審査が通った――。信販会社のずさんな審査が明らかになった。被害者1000人超、被害額約40億円と言われる「ゴルフスタジアム問題」が新たな局面を迎えた。

 4月30日午後6時から「ゴルフスタジアム信販問題被害者の会」が都内で行われた。この問題はレッスンプロなどにHP作成を持ちかけ、代わりにソフトを数百万円で購入してくれれば、クレジットの毎月の支払いと同額の広告料を送金するとの条件を提示。信販会社と契約させたが、広告料の送金が2月下旬に滞った。その結果、レッスンプロたちにはローンの支払いだけが重くのしかかった事件だ。

 ゴルフスタジアム側が発表している被害者数は屋内外練習施設が487件、ティーチングプロ334人、工房314件、その他27件の計1153件となっている。一方、被害者側が見積もる被害総額は約40億円と見られている。

 そのためゴルフジャーナリストでもある西村國彦弁護士がアドバイザーとなり、3月26日、「ゴルフスタジアム信販問題被害者の会」(仮称)が立ち上がった。ゴルフスタジアムの支払い停止により、会員たちの生活が破壊されることが予見できたにもかかわらず、審査を通した信販会社にも責任はあるとして、被害者たちはローンの返済をストップ。ブラックリストに載ってしまう恐怖と闘いながら、信販会社に抗弁書を送付している。

 18時から始まった総会には弁護士16人、被害者86人が出席。報道陣も10人が取材に駆け付けた。席上、会則が承認され「ゴルフスタジアム被害者を守る会」(今西圭介代表)が正式に発足した。

 会場では「私はブラックでした」と告白する会員も出現。「ブラックリストに載っていて、俺なんか絶対だめだから』と言っているのに(ゴルフスタジアムの営業は)『大丈夫です。通します。信販会社から確認の電話があったら、確かに買いましたと答えてください』と言われ、そう答えたら本当に審査が通った。正直びっくりした」と証言した。これにより信販会社がずさんな審査で貸し付けていたことも明るみに出た格好だ。

 この日だけで、10万1000円の寄付金も集まり、活動も本格化していく。西村弁護士は「ゴールデンウィーク中も働いて5月中には1次訴訟を起こしたい」ときっぱり。東京地裁で始まる集団訴訟の行方に注目が集まる。
                       (ゴルフジャーナリスト・小川 朗)


関連記事

    None Found

タグ


コメント