中溝、骨髄バンク普及への道

2017年12月2日(土)01時44分更新
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プロゴルファーの中溝裕子が、2日、千葉のベルセルバCC市原でチャリティコンペを行った。多くの女子プロ仲間の協力の下、117人ものアマチュアを集めて行われたコンペのタイトルは「骨髄バンクチャリティコンペ」。その名のとおり、目的は、骨髄バンクの存在をもっと広め、ドナーを増やすことにある。

中溝自身が、骨髄移植経験者だからだ。

これからというプロ3年目に体の変調を覚え、病院で10万人に1人と言われる難病、骨髄異型性症候群を宣告された中溝。それでも輸血を受けながら試合に出続けていたが、さらなる体調悪化でこれを断念。1997年に妹から骨髄移植を受けている。  

それから20年。中溝は、移植後も、拒絶反応で約3年間、点滴だけで命をつないだ。移植で血液型もABからBに変わったが「妹からもらった命を大切にしなければ」と、ポジティブな日々を送っている。3年間自らが食べることができなかった経験から、食の大切さも訴え続け、NPO法人、食といのちのおむすび隊も主宰し、多忙な毎日だ。

ゴルフをすることこそ難しくなってしまったが「クラブじゃなくて筆を持つプロゴルファーが一人くらいいてもいいでしょう」と、笑手紙(えてがみ)で元気に活動を続けている。

その活動の柱が、骨髄バンクの啓蒙活動だ。

その一環として続けているチャリティコンペ。移植から20年の「20歳の誕生日」前日に行われた今年のコンペも、盛大に行われた。

挨拶で「臓器はあげてしまったらなくなりますが、骨髄はなくならない。ぜひ、ドナーになってください」と、頭を下げた中溝。中溝と女子プロたちを通じたゴルファーたちの輪が、ドナーを一人でも増やすことを願う活動は、決して止まることはない。

 

 

日本骨髄バンクhttp://www.jmdp.or.jp/

 


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